当院の特徴・股関節治療 | 紺野整形外科クリニック

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01 股関節治療

- 股関節痛の概要

股関節の痛みの原因は、股関節の病気や骨の異常、他の場所の病気や障害が股関節に影響を与えているケースなど様々ですが、
その他に日常の動作の癖、癖によって出来る体の歪み、過度のスポーツなどが原因となっているケースもあります。

股関節痛の原因は、大きく分けて、股関節自体の異常と股関節以外の異常に分類できます。
股関節自体の異常としては、骨の変形や炎症などが挙げられます。
ただ、これらを引き起こす原因は病気によって様々ですので、治療法や痛みの予防法も多種多様です。

股関節以外の異常としては、腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症などによる坐骨神経痛が多いようです。
これらの病気は腰痛を伴うケースが大半ですので股関節のみの病気と誤診されることは少ないですが、稀に股関節痛のみが生
じるケースもあります。

また、腰ではなく、足の変形が股関節痛に繋がっているケースも少なくありません。
日常生活の中での立ち方や座り方、歩き方などでバランスが悪い状態が長く続いてしまうと、股関節に過大な負荷がかかって
いることがあります。
過度のスポーツなどで筋肉が傷んでしまっているケースも考えられます。

女性の場合は、妊娠・出産によって股関節に負担がかかることがあります。
妊娠中の体重増加、出産後の骨盤の開きなど、無理に動いてしまうと股関節痛に繋がるケースが多いようです

股関節痛の初期症状を放置したままにしておくと、歩けないほどの重い症状まで進行してしまうことがありますので、特に高
齢者の方は無理をせず、早めに当院までお気軽にご相談下さい。

- 股関節痛で考えられる病気の例

変形性股関節症(へんけいせいこかんせつしょう)

クッションの働きをしている関節軟骨がすり減ったり、傷ついたりする病気です。 骨の表面に凹凸が出来たり、硬くなってしまうこともあります。

ほとんどの場合は、痛みの増減を繰り返しながらゆっくりと進行する慢性疾患とされていますが、稀にごく短期間 (約数ヶ月程度)で急速に悪くなるケースもあります。 日本の成人における股関節疾患で最も多いと言われており、特に高齢者によく見られます。

原因不明のうちに関節の軟骨がすり減って骨が変形してしまう「一次性変形股関節症」と、先天的な股関節脱臼や 股関節の発育不全(臼蓋形成不全)などによって発症する「二次性変形股関節症」の2つがありますが、特に日本 では後者の割合が非常に高く、特に女性に多い傾向があります。

大腿骨骨頭壊死症(だいたいこつこっとうえししょう)

大腿骨(フトモモの骨)の上端で股関節と繋がっている「大腿骨骨頭」という部分への血流障害が原因で 骨が壊死してしまう病気です。

国の特定疾患に指定されています。

大腿骨骨頭部分への血液供給は大腿動脈と静脈によって行われていますが、血管の走り方が複雑であるため、 元々血流不良になりやすい構造になっています。 大半は原因不明と言われていますが、ステロイド剤の使用量が多い人や、アルコール摂取が多い人によく見ら れる傾向があります

関節リウマチによる股関節症

関節リウマチとは、体のあちらこちらの関節に炎症が起こり、関節が腫れて痛みが起こる病気です。 初期では手足の指関節に痛みや腫れなどの関節炎が起こり、徐々に肘、肩、首などの関節に炎症が広がっていきます。

股関節に炎症が及ぶと、立つ・座るといった動作、階段の昇降がスムーズに行えなくなったり、股関節を伸ばせなく なったりします。 股関節の可動域が制限されてしまうため、歩き方がぎこちなくなるケースもあります。

原因を特定するのが難しい病気で、30~50代を中心として幅広い層で発症が認められています。 男女比は約1:4で、女性に多いことも分かっています。

股関節炎(こかんせつえん)

何らかの要因で股関節内に細菌が入ることでおこる炎症(感染症)です。 血行性のものや骨髄炎によるものが多く、寒気や震え、股関節の激痛が起こり、膿が溜まって 腫れや熱が強くなります。

また、運動等をした時に股関節や膝に痛みを感じるという症状がよく知られています。 それ以外にも歩く時に痛みを軽減させるために、無意識のうちに足を引きずるように歩くといった 症状も見られます。

稀に乳児が感染してしまうこともあります。

大腿骨頚部骨折(だいたいこつけいぶこっせつ)

股の付根の骨折のことを「大腿骨頚部骨折」といいます。内側骨折とは関節の中の骨折、外側骨折は関節包(関節を包んでいる袋)
の外での骨折を指し、内側骨折と外側骨折では、症状や治療法が異なります。
外側骨折の場合、足の付け根からお尻・太ももまで激痛が生じ、立つことも歩くことも困難になります。
骨折のズレが大きい場合には、膝や爪先が外側を向いてしまうこともあります。

内側骨折は外側骨折より痛みが軽く、骨折直後に歩けることもあります。
痛みが軽く、股関節は体の奥にあるため腫れが目立たないこともあるため、骨が損傷していることに気付かないケースも
ある厄介な骨折です。
問診による所見に加えてレントゲンやMRIで骨折が判明することが多いようです。
大抵の場合には手術が必要となりますが、早期の手術が大切な上に、寝たきりになるのを防ぐためのリハビリも早期に始 める必要があります。大腿骨頚部骨折は、骨粗鬆症によって骨が脆くなっている高齢者に特に多く見られます。

高齢者が寝たきりになってしまう理由の上位にもなっており、その後の生活の質を変えてしまいかねない重大な病気です。
特に女性は閉経後のホルモン変化で骨粗鬆症になりやすいと言われているため、充分な注意が必要です

02 骨密度測定検査

- 骨密度想定検査の概要

骨密度測定検査では、若い人と比べて骨の量が減っているかどうかを調べます。 結果は、若い人の平均値を100%として、自分の骨の量が何%あるかで示されます。

特に女性の場合は閉経後にホルモンバランス変化が生じるため、50歳を過ぎたら定期的な骨密度測定検査をお勧めします。

骨密度が若い人の80%未満になると要注意、70%以下まで減ると骨粗鬆症と診断されます。 骨粗鬆症になると骨折のリスクが高まります。

早めの診断を受け、食習慣の改善・運動療法、場合によっては骨を強化するお薬の処方を受けるなどをして、生活全体を 見なおしていくことがとても大切です。違和感を覚えることが多くなったら、当院までどうぞお気軽にご相談下さい。

- 骨密度の測定方法

骨密度測定検査の代表的な方法を挙げていきます。骨粗鬆症を診断する時の基準として、骨密度・骨の脆さ・転倒やちょっとした衝撃で生じた骨折(脆弱性骨折)の有無の3つを使用します。
本人が自覚していない間に生じる骨折もありますので、正確な診断のためにはレントゲン検査も必要となります

DXA(デキサ)法

出力の低い2種類のX線を使用して測定します。 全身のほとんどの骨を測定することが可能で、腰の骨(腰椎)や太もも の付け根(大腿骨近位部)の骨密度を正確に計測することが出来ます。

超音波法

カカトやスネの骨に超音波を当てて測定します。

MD法

X線を使用して、手の骨と厚さの異なるアルミニウム板を同時に撮影 します。 撮影後に骨とアルミニウムの濃度を比べることによって測定します。

レントゲン検査

主に背骨(胸椎や腰椎)のX線写真を撮影して、骨折・変形の有無や 骨粗鬆化(骨がスカスカになること)の有無を確認します。 骨粗鬆症と他の病気を区別するためにも必要となる検査です。

身長測定

25歳の時の身長と比べて現在どのくらい縮んでいるかを測定します。 骨粗鬆症の指標のひとつです。

血液検査・尿検査

骨代謝マーカーという、骨の新陳代謝の速度を示すマーカーを測定 します。マーカーの数値が高い人は骨密度の低加速度が速いことから、 骨密度の値に関わらず骨折の危険性が高いと判断されます。 骨粗鬆症と他の病気を区別するためにも必要となる検査です。

03 リハビリテーション科

- リハビリテーション科とは

主に神経・筋・骨格系の異常によって運動機能に支障が出ている患者様を対象として、 医学的治療や治療的訓練を実施する診療科です。

なんらかの疾患により生じた移動・身の回りの動作などの支障に関して、失われた機能の 回復を促すとともに、残存能力を最大限に発揮出来るための治療を行なっていきます。

手足の痺れや麻痺・関節の痛み、変形、可動域制限・筋力低下による動きの悪さ、持続性 の腰痛・装具や車椅子などの装置を作りたい・リンパ浮腫による手足のむくみなど、幅広 い症状に対応しています。

また、当院の入り口にある長いバリアフリースロープは、リハビリ用のスロープとして使用 できるように設計されています。 リハビリテーション科をお探しの方、検討中の方は、当院までどうぞお気軽にご相談下さい。

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04 バリアフリー

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当院は、車椅子の方や松葉杖を使用の方、足の可動域が狭くなっている方、痛みで上手く歩けない方などのため、 段差を極力設けないバリアフリー設計となっております。 入り口には、エレベーターを設置するとともに、階段を設けずスロープを使用することで段差を無くしています。 スロープには丈夫な手すりも据え付けてあり、リハビリ用としても使用できる設計となっております。

05 駐車場16台完備

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当院1階部分は16台分の駐車場となっております。 ケガや痛み、身体機能の支障などで公共交通機関の使用が難しい患者様でも、自家用車でゆったりと通院して 頂くことが出来ます。 屋根がかかっておりますので、冬場でも雪下ろしの必要がないメリットもあります。